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被害者意識とは?
カウンセリングを受けてもなかなか良くならない人は被害者意識の強い人です。
被害者意識とは、具体的に言うと次の3つです。
1.「自分は~された」「自分は~される」
2.「~のせいだ!」「~が悪い!」
3.「いつも自分ばかりがこんな目に合う」
と思うような意識のことです。
実は、被害者意識は「依存」の状態であり、人生における主体者としての力を失います。
人のせい、周りのせい、環境のせいにして、自分で人生の責任をとろうとしなくなります。
よって、周りの人や環境に振り回され続けます。
被害者意識があると人生を停滞させてしまうのです。
被害者であることのメリットとデメリット
被害者意識を手放したくない人は、被害者であることのメリットを持っています。
被害者であること=「かわいそうな自分」であることで、親から「優しくしてもらえそう」「助けてもらえそう」「かまってもらえそう」「許してもらえそう」「勘弁してもらえそう」という勘違いをしているのです。
心の中でそう思っているインナーチャイルドに被害者であり続けることのデメリットを教えてあげる必要があります。
被害者であるためには加害者が必要です。
岡田式AC判別法でいうと200%は被害者です。50%は加害者となります。
被害者(200%)と加害者(50%)はセットなのです。
被害者=かわいそうな自分であるために、加害者を引き寄せて、どんどん自分を不幸な目に合わせていきます。
その結果、「ああ、私はなんて不幸なんだろう・・・」という悲劇のヒロインができあがります。
被害者であることを選択したままだと、ずっと加害者から被害を受け続けることになります。
これを読んでいるあなたは、悲劇のヒロインを演じることに疲れたのではないでしょうか??
もうそろそろ、被害者=悲劇のヒロインをやめませんか?
被害者意識による家族連鎖
親子関係でみると、アダルトチルドレンの人(200%)は、ダメな親、毒親(50%)から被害を受けて育った被害者です。
しかし、「自分は親に~された被害者だ!」という意識、考えのままだと、今度は自分が親になったときに子供に母親と同じことをする加害者になるパターンが多いです。
これを負の連鎖、家族連鎖などと言います。
「私は親に~されたんだから、あなたも~されていいんだ」「私は親のために我慢したんだから、あなたも我慢しろ」という理屈ですね。
「先輩にしごかれたから、自分が先輩になったら後輩をしごく」というような負の連鎖が起こるのです。
これは自分では気を付けてやっていないつもりでも、子供から言われたセリフが昔、自分が母親に対して言っていたセリフと同じだったりしたときにハッと気づきます。
「ああ!母親みたいになりたくない!と思ってがんばってきたのに・・・ショック」となって、我が子のために、家族の未来のためにカウンセリングを受けに来る母親は多いです。
無意識に母親の被害者意識を受け継いでしまうので、なかなか自分の表面の意識だけではあがなえないのです。
被害者であることをやめる
クライアントからこんな質問がありました。
「被害者の会の話題のとき、自分の思考が原因で出来事が起きるというようなことを仰っていましたが、それについて質問です。
今年の冬くらいに保育園児の男の子が、養父に熱湯を浴びせられて虐待死したニュースがありました。
虐待死した男の子について、それはその子が引き寄せたのでしょうか?
大人の場合は、知識や資金があるので、ある程度避けられる、逃げられると思います。
しかし、子供は逃げられないです。
私も実際、ピアノを習っていたときは、何度お願いしても辞めさせられなかったです。
被害者の会は、被害者が原因という意味をもう少し教えてください。」
よくある誤解ですが、「思考が現実化していたということは、過去の私がその現実をつくった、引き寄せたということだから、私が悪かったんですか?」と自分を責める方向に行く人です。
自分責めの材料にしてしまうパターンです。
「自分の思考が100%現実化する」という理論だとそうなってしまうのですが、この考え方、解釈だとアダルトチルドレンの人は余計に苦しくなって悪くなりますのでおすすめしません。
被害に合うことの責任はその子にはありません。
そもそも子どもには責任をとる能力がないわけですから。
でも、その子が大人になったとき、「被害者であり続けることを選ぶかどうか?」は別の問題です。
被害者であり続けることを選ぶのは、自分の人生がダメになったのはあいつらのせいだという責任放棄です。
恨みの連鎖に加担しているということです。
自分は被害者だと思っていると加害者を引き寄せて、被害を受け続けるから、被害者をやめましょうという話です。
大人になったその人は、被害者をやめるという選択ができます。
今ならば、自分の人生の責任をとる能力がありますから。
被害者の心を部屋にたとえると・・・
たとえ話です。
心=部屋だとしましょう。
子どものときに親が自分の部屋がグチャグチャにしました。
この場合、親のせいだから、子供は悪くありません。
でも、大人になったのに何もしないで
部屋がグチャグチャなままなのは、その人の責任です。
自分の部屋の管理責任者はその人自身であり、
今は大人なのだから、管理する権限があるからです。
「こうなったのは親のせいだ!親が部屋を綺麗にしろ!」
と文句を言っても改善されませんから、自分で部屋を綺麗にするしかないのです。
綺麗にする方法を知らなければ
知ってる人に教えてもらえばいいわけです。
被害者であることをやめるとはそういうことです。
ここまで読んできて、「被害者意識を手放したい!!」と思った人は是非、体験カウンセリングを受けてください。
あなたは次の10項目にいくつ当てはまっていますか?
1. 父親との関係が悪かった。母親から父親の悪口をさんざん聞かされてきた
2.父親から興味・関心をもって話しかけられたことがない。父親とまともな会話をしたことがない
3.小さい頃から、親よりも自分の方が大人だと思っていた
4. 「NO」と断ることができないため、理不尽な要求に従ってしまう
5.どうせ自分の気持ちなんて誰も分かってくれないと思っている
6.自分には価値がない、自分は必要のない存在だと思っている
7.頑張り過ぎ、やり過ぎとよく言われる。休むことができない。一体いつまでがんばればいいんだろうか?と思っている
8.ずっと溜め込んできた親への恐怖、怒り、恨み、罪悪感を解放したい
9.何が異常で、何が普通なのか?自分の意見や基準がないのでわからない
10.自分がお店に入ったり、列に並んだりした途端、なぜだか急に人が増える
「あっ!まさに私のことだ!」と思ったのではないでしょうか?
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プロフィール
はじめまして。アダルトチルドレン専門カウンセラー 父性の専門家 大堀 亮造(おおほり りょうぞう)です。 3人の娘の父親としての経験を活かしながら、東京 吉祥寺の一室(吉祥寺駅から徒歩7分)で父親に愛されなかったアダルトチルドレン専門のカウンセリングを行っています。ZOOMカウンセリングも可能なので日本全国、海外の人でも対応可能です。2007年に心理カウンセラーの民間資格を取得してから、延べ5,541件のアダルトチルドレンのカウンセリング実績(2022年1月時点)があります。 アダルトチルドレンの父親役ができるカウンセラーとして日本一の実績です。(お客様の声143名以上サイトに掲載) アダルトチルドレンの問題を根本解決するには「父性」を身につけることが必要という真実を多くの人に伝えることが私の使命です。 今まで誰も書いてこなかった「アダルトチルドレンと父性の関係」について多くの人に知って欲しいと思い、2018年1月11日に書籍「なぜ、あなたのアダルトチルドレンは改善されないのか?父親から愛されなかったあなたへ」を出版させていただきました。 ※お蔭様でアマゾン「親子関係」売れ筋ランキングで第1位になりました! 私の強みは、あなたのお父さん代わりとなって、ただ癒すだけの母性的カウンセリングではなく、あなたの人生を励まし、応援しながら自信を与えて自立させる父性的カウンセリングができること、普通の家庭で育った普通のお父さんなので、アダルトチルドレンに「普通とは何か?」を教えることができることです。